ジャパンディスタイルにする4つのポイント
北欧生まれの「ジャパンディスタイル」とは??
特徴や取り入れ方をご紹介します。
2020年頃から海外のインテリア業界では、ひとつのインテリアスタイルが話題となっています。
それが「ジャパンディスタイル(Japandiスタイル)」です。
きっかけは、新型コロナウイルスの世界的流行により突然、おうち時間を余儀なくされた私たちは、暮らしを見直し自然とインテリアにも心地良さと安心感を求めるようになったことでした。
ステイホームは、インテリアについて見直す好機でもあり、人々が心から安らげる空間を求めた結果、注目されたインアテリアスタイルと言えます。
「ジャパンディ」を作る4つのポイント
1.カラーは「アースカラー・無彩色」を選ぶ
2.素材は「天然素材」を選ぶ
3.お部屋に「余白」を残す
4.和風スタイルと北欧風スタイルを割合は「3:7」
1.カラーは「アースカラー・無彩色」を選ぶ
アースカラーとは、木や土、植物など、自然に存在しそうな色を指します。
彩度が低いベージュやカーキ、オリーブなど、どこか温もりを感じさせるカラー。
無彩色とは、黒、白、グレーなど、彩度を持たない色を指します。
他の色を邪魔しないので、コーディネートに取り入れやすいのが特徴です。
人は情報の約80%を視覚から得ていると言われています。そのため、カラー選びは、はじめの大事なポイント。
ジャパンディスタイルのカラーは、ホワイト、アイボリーがベースです。
そこに、ベージュやカーキなどのアースカラーを取り入れ、ナチュラルな雰囲気を作ります。
注意点としては、淡いカラーで構成するインテリアスタイルのため、全体的にぼんやりとした雰囲気になりがち。
そんな時は、アクセントとしてブラックの小物を取り入れてみて下さい。
ブラックを取り入れることで、空間が引き締まり上質な印象をプラスします。
2.素材は「天然素材」を選ぶ
例えば、リネンやコットンで織ったソファーカバーやクッション、天然木のダイニングテーブル、陶器や観葉植物など。
プラスチックやポリエステルなど鮮やかな色が映える素材ではなく、時間とともに風合いが変化するものや、手仕事の温かみを感じられるものがおすすめです。
3.お部屋に「余白」を残す
古くから日本では、「侘び寂び」、北欧でも「ミニマリズム」として空間の余白を大切にしてきました。
暮らしていく中でお部屋に物はどうしても増えてしまいますが、物が増えていくと雑多な印象になってしまったり、日々のストレスに繋がってしまう場合も。
また、どの家でも平均的にインテリアとして、目に入って美しいものが「全体の2割」。
インテリアとして、目に入ると美しくないものが「全体の8割」あると言われています。
収納は「見せる2:隠す8の法則」を意識しながら、物を出しっ放しにしない、すっきりとしたお部屋作りを目指しましょう。
4.和風スタイルと北欧風スタイルを割合は「3:7」
アイテム選びは「和風(Japanese)3:北欧風(Scandinavian)7」の割合で、和を抑えめに、北欧のテイストを多めにしましょう。
家具などの大きなのものは北欧で統一し、照明や雑貨に和の要素を取り入れるのがおすすめです。