茨城は地震が多い・危ない理由|地震に強い家にするための対策も解説

茨城は地震が多い・危ない理由|地震に強い家にするための対策も解説

茨城県は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの影響によって、地震多発地域として知られています。

今後発生する恐れのある地震に備えるためにも、家づくりでは十分な対策が欠かせません。

そこで今回は、茨城県鹿行エリアの工務店『IK-HOME』が、茨城県における地震の発生リスクを解説するとともに、地震に強い家にするための方法を紹介します。

この記事のポイント
  • 茨城県は、地下で複数のプレートが重なっているため、地震活動が活発な地域となっています。
  • 茨城県沖のマグニチュード7.0~7.5ほどの地震、南海トラフにおけるマグニチュード8~9ほどの地震は、30年以内の発生率が約80%と予測されているため、地震への十分な備えが必要です。
  • 耐震+制震の家にするだけでなく、津波対策や液状化対策も行うことで、家の安全性を高めましょう。

 

 

茨城県に地震が多いのはなぜか

茨城県 地震

茨城県で地震が多く発生するのは、地下で複数のプレートが重なっているためです。

大陸プレートの下には東から太平洋プレートが、その下にはフィリピン海プレートが南から沈み込んでおり、この複雑な構造によって地震が発生しやすくなっています。

とくに県南西部は地震が頻発しており、マグニチュード5〜6規模が数年に1回ペースで起こるなど、関東地方の中でもっとも地震活動が活発な地域です。

茨城県でこれまでに起こった主な地震

茨城県内で大きな被害を及ぼした地震は、以下の通りです。

発生日 地震名 マグニチュード
(M)
主な被害
1923年9月1日 関東地震 7.9 死者・行方不明者5人、住家全壊517棟
2011年3月11日 平成23年東北地方太平洋沖地震 9.0 死者66人、行方不明者1人、負傷者714人、住家全壊2,637棟、住家半壊25,054棟
2022年3月16日 福島県沖 7.4 負傷者8人

<出典:茨城県の地震活動の特徴|地震調査研究推進本部​>

また、マグニチュード7以上、茨城県内の最大震度が4以上の地震は次の通りです。

発生日 震源地 津波 マグニチュード 最大震度(茨城県内)
1972年2月29日 八丈島東方沖 7.0 4
19786月12日 宮城県沖 7.4 4
1982年7月23日 茨城県沖 7.0 4
2008年5月8日 茨城県沖 7.0 5弱
2011年3月11日 三陸沖、他(東北地方太平洋沖地震) 9.0 6強
2011年4月11日 福島県浜通り 7.0 6弱
2012年12月7日 三陸沖 7.3 5弱
2016年11月22日 福島県沖 7.4 5弱
2021年2月13日 福島県沖 7.3 5弱

<参照:茨城県の地震災害の記録|水戸地方気象台>

上記の通り、比較的大きな地震が頻繁に発生しているだけでなく、その多くで津波が起こっています。

そのため、茨城県内で家を建てる際には、揺れに強い作りにするのはもちろん、津波対策も十分に考慮しなければなりません。

茨城県周辺で今後起こる可能性のある地震

茨城県周辺で、今後30年以内に50%以上の確率で起こると予想される地震は、以下の通りです。

地震の起きる場所 マグニチュード
(M)
地震発生率
(30年以内)
日本海溝沿い 茨城県沖 7.0~7.5程度 80%程度
日本海溝沿い 沈み込んだプレート内の地震 7.0~7.5程度 60〜70%
日本海溝沿い 福島県沖 7.0~7.5程度 50%
相模トラフ プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震 7程度
(6.7~7.3)
70%程度
南海トラフ 南海トラフで発生する地震 8~9クラス 70%~80%

※算定基準日: 2025年1月1日
<出典:茨城県の地震活動の特徴|地震調査研究推進本部​>

茨城県沖のマグニチュード7.0~7.5ほどの地震、南海トラフにおけるマグニチュード8~9ほどの地震は、30年以内の発生率が80%ほどと予測されています。

いつ巨大地震が襲ってくるのかは予想できないため、万が一の時にも安全を確保するべく、住まいの耐震化や避難経路の確認、防災用品の準備など、今できることから対策を進めましょう。

IK-HOMEでは、地震による被害を最小限に抑えるべく、高耐震の家を提供しています。

鹿行エリアで地震に強い家を建てたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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※電話営業や訪問営業などのしつこい営業はしておりません。お気軽にお問い合わせください。

〈施工エリア:茨城県鹿行エリア〉
鹿嶋市・神栖市・行方市・潮来市・鉾田市の5市町村

※隣接地域での建築はご相談下さい。

 

巨大地震に備えるための家づくりのポイント

耐震 家

茨城県のような地震が多く発生するエリアでは、巨大地震への備えが非常に重要となり、地震に強い家づくりも例外ではありません。

巨大地震に備え、被害規模をできる限り抑えるためには、次の8つのポイントを押さえておきましょう。

ハザードマップを確認する

家を建てる土地選びでは、災害リスクの低い土地を選ぶために、ハザードマップの確認が欠かせません。

ハザードマップを確認すれば、地震だけでなく津波や浸水、土砂災害などのリスクも把握できるため、必ず参考にしましょう。

家の形状をシンプルにする

家の形状は、耐震性に大きく影響します。

家の形が複雑になるほど、局所に揺れが集中してしまうため、変形や倒壊のリスクが高まるためです。

地震に強い家にするためには、正方形や長方形といったシンプルな形状を採用し、凹凸の激しい形状は避けましょう。

耐震等級3の家を建てる

地震に強い家にするには、もっとも高い耐震基準である耐震等級3の家を建てましょう。

耐震等級は1〜3までに分けられており、耐震等級3の家であれば、震度7相当の1.5倍の地震であっても、倒壊しない強度を有します。

耐震等級1 震度6強〜7相当の地震でも倒壊しない
耐震等級2 震度6強〜7相当の1.25倍の地震でも倒壊しない
耐震等級3 震度6強〜7相当の1.5倍の地震でも倒壊しない

 

耐震等級3であれば、巨大地震が発生した際にも倒壊リスク・損傷リスクを抑えられるのが大きなメリットです。

また、地震保険料が割引されたり、住宅ローンの金利で優遇を受けられる点も助かります。

地盤調査、地盤改良を行う

耐震性能が優れた家であっても、地盤が軟弱な場合は家の損壊リスクが高まります。

リスクをできる限り抑えるためには、前もって地盤調査を行い、地盤改良工事が必要ないか確認しましょう。

造作収納を採用する

巨大地震が発生した際、大きな揺れによって家具が転倒する恐れがあります。

家具の転倒は、家の倒壊や人的被害につながるため、造作収納家具を採用するで転倒リスクを抑えましょう。

市販の転倒防止グッズを使用する、天井に突っ張り棒を使用するなど、細かな対策をしておくことも重要です。

ガラスなどの飛散リスクを抑える

地震の揺れによって窓や棚などのガラスが割れてしまうと、怪我の危険性が高まります。

強化ガラスを採用したり、飛散防止フィルムを貼ることで、飛散リスクを最小限に抑えましょう。

出火や延焼を防止する

地震発生後は、電気やガス周辺の損傷で火災が発生しやすくなります。

外壁材や屋根材などは燃えにくい素材を使用する、耐震型ガスメーターや感震ブレーカーを採用するなど、出火・延焼を防止するための対策をとりましょう。

耐震に制震を組み合わせる

地震に強い家にするためには、耐震設計で揺れに耐えられる家にするだけでなく、制震も組み合わせて地震の揺れをできる限り抑えましょう。

耐震と制震の両方を取り入れることで、家の倒壊や損傷、家具の点灯などのリスクが減り、より安全を確保しやすくなります。

IK-HOMEでは、高耐震+制震の家づくりによって、繰り返し余震が発生する場合も安心できる家を実現しました。

〈出典:ENE*0 -エネゼロ-〉

地震活動が活発な茨城県だからこそ、繰り返される地震への耐震+制震での対策が欠かせません。

いつ発生してもおかしくない巨大地震に備え、被害を最小限に抑えられる家を建てたい方は、こちらから詳細をご確認ください。

〈関連ページ〉ENE*0 -エネゼロ- 

茨城県は津波対策・液状化対策も必須

津波対策

茨城県は太平洋に面しており、沿岸部においては津波や液状化のリスクも少なくありません。

そのため、高耐震な家にするだけでなく、津波対策・液状化対策も重視する必要があります。

家づくりにおける津波対策

津波に強い家づくりを叶えるには、高台や浸水想定区域外の立地を選びましょう。

建物自体は、壁式鉄筋コンクリート造(WPC工法)を採用するなど、津波の衝撃に耐えられる構造とすることが重要です。

津波への備えを徹底したい場合は、津波避難シェルター(ペントハウス)の設置や、防水性の高い建材・密閉式ドアの導入もおすすめします。

家づくりにおける液状化対策

液状化被害を防ぐためには、事前に地盤調査と地盤改良を実施しましょう。

柱状改良や表層改良を行って地盤を強化するほか、基礎を深くすることで建物沈下・傾斜のリスクを軽減できます。

より家の安全性を高めるためには、高床式の基礎を採用することも効果的です。

地震の多い茨城県だからこそ、地震や津波、液状化の対策まで徹底して家を建てたい方は、IK-HOMEにお問い合わせください。

耐震性に優れているだけでなく、断熱性・気密性にも優れた心地よい住まいを提供しています。

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※電話営業や訪問営業などのしつこい営業はしておりません。お気軽にお問い合わせください。

〈施工エリア:茨城県鹿行エリア〉
鹿嶋市・神栖市・行方市・潮来市・鉾田市の5市町村

※隣接地域での建築はご相談下さい。

 

まとめ

茨城県は、複数のプレートが重なる影響で地震が多発し、津波や液状化のリスクも高い地域です。

安全な家づくりには、耐震等級3の採用や地盤改良、制震技術の導入に加え、津波・液状化対策も欠かせません。

加えて、茨城県で地域に密着した施工会社に依頼することをおすすめします。

地域に根ざした施工会社であれば、これまでお災害事例や行政のハザード情報に精通しており、最適な地震対策を提案できるためです。

また、万が一地震が発生した場合の点検・補修にも、迅速に駆けつけられます。

茨城県鹿行エリアで地震に強い家を建てたい方は、耐震+制震の家づくりが強みのIK-HOMEにぜひご相談ください。