湿気の多い土地でも快適な家を建てる|部屋の湿気がひどいと悩まないための対策とは
湿気の多い土地に家を建てる場合、「部屋の湿気がひどい」「カビが生えやすい」と悩むケースも少なくありません。
しかし、設計時から適切に対策することによって、湿気の多い土地であっても快適な家を実現できます。
そこで今回は、茨城県鹿行エリアの工務店『IK-HOME』が、湿気の多い土地に家を建てた場合、どのようなトラブルが想定されるのか、どのような対策が必要なのか解説します。
- 湿気は家の老朽化を早めるリスクになりかねないため、設計段階から対策が必要です。
- 高気密高断熱+パッシブデザインの家にすることで、外気の影響を防ぎ、湿気がこもらない家が叶います。
- 夏も冬も快適な室温を保つためには、施工技術の優れた業者に依頼しましょう。
湿気の多い土地でも家を建てられるのか
湿気の多い土地であっても、家を建てることは可能です。
しかし、「ジメジメして不快感が強い」「すぐにカビが生えてしまう」などのトラブルを防ぐためには、適切な対策が欠かせません。
とくに、田んぼの近くや川沿い、周囲よりも低い土地などに家を建てる場合は、ベタ基礎の採用や排水路の整備、地盤改良まで必要とされるケースもあります。
建物内の湿気は老朽化を早める大きなリスクになりかねないため、悔いのないように設計段階からの工夫が必要です。
湿気の多い土地の見分け方
湿気が多いのかを確認したい場合、次の4点を押さえておきましょう。
地質を確認する
湿気の多い土地かどうか見分けるには、実際に土壌を手で握ってみることをおすすめします。
固く締まっている土壌か、あるいは柔らかく水分を含んだ土壌か観察してみましょう。
粘土質で保水性・吸収性の高い赤土のように、水分を含んでぬかるみやすい土壌の場合、湿気がこもりやすい土地であると考えられます。
古地図を確認する
古地図は、過去の土地の状況がわかるため、古くに田んぼや湿地だった場所かどうかを確認しましょう。
もしも田んぼや湿地があった場所だった場合、湿気の多い土地であると考えられます。
周囲との高低差を確認する
土地が周囲よりも低い位置にある場合、雨水や地下水が流れ込んで蓄積されることにより、常に湿度が高い状態になってしまいます。
この場合、湿度が高いだけでなく排水も悪くなり、土地が湿った状態になりやすいため注意が必要です。
一方、周囲と同程度か高い位置にある土地は排水が良く、湿気が溜まりにくいと考えられます。
周辺の環境を確認する
湿気の多い土地か確認したい場合は、水辺への距離を確認しましょう。
海沿いや河川沿いの土地の場合、水蒸気によって湿度に影響が出やすいとされています。
川・池・田んぼがある場合も、水分を含みやすい土地のため注意が必要です。
また、周囲に山や森がある土地では、風通しの悪さと日照の弱さが影響し、湿気がたまってしまいます。
IK-HOMEは、湿気の多い土地であっても、季節問わず快適に過ごせる家を提供しています。
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湿気の多い土地の家で想定されるトラブル
湿気の多い土地に家を建てる場合、どのようなトラブルが想定されるのか紹介します。
健康面でさまざまな悪影響が生じる
湿気の多い土地に家を建てた場合、湿度が高いことでカビやダニが繁殖しやすく、健康面にさまざまな悪影響が生じる恐れがあります。
カビが増殖してしまうと、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの症状を悪化させるほか、夏型過敏性肺炎を引き起こすリスクも少なくありません。
また、湿度が高いことで汗が蒸発しにくくなり、熱中症の恐れも高まります。
小さなお子さまや高齢者の方がいるご家庭では、とくに注意が必要です。
結露が発生して建材が劣化する
湿気の多い土地の家では結露が発生しやすいため、建材が劣化してしまう点に注意が必要です。
窓や壁などに発生した結露が放置されると、構造部分にまで水分が浸透してしまい、断熱材の劣化・木材の腐食・金属の錆びなど、さまざまなトラブルにつながります。
目に見える箇所の結露は対処できますが、壁内結露のような目に見えない箇所の結露は気付きづらく、知らぬ間に劣化が進行していることも少なくありません。
大規模な修繕が必要になる恐れもあるので、徹底した結露対策が求められます。
木材が腐食しやすい
湿気が多いことで木材が腐食しやすい状況になると、住居の安全性に大きな影響を与えます。
湿度が高い環境では、木材腐朽菌と呼ばれる菌が繁殖し、木材に含まれるリグニンやセルロースなどを分解してしまいます。
これにより、木材の強度が著しく低下するため、倒壊リスクが大きく高まる点には注意が必要です。
床下や屋根裏などの換気がしづらい空間は、とくに腐食が進みやすいと考えられます。
シロアリが発生するリスクが高い
シロアリは湿度の高い場所を好む習性があるため、湿気の多い土地に家を建てると、シロアリが発生しやすい恐れがあります。
床下や基礎部分の換気が十分にされていないと、シロアリにとっては理想的な環境となってしまい、知らぬ間に食害が進むことも少なくありません。
シロアリによる食害が進むと、建物の耐久性は著しく低下し、倒壊リスクが高まるため注意が必要です。
不快感が強く生活の質が低下する
湿気が多い土地に家を建てた場合、ジメジメとした空気が不快で、生活の質が下がってしまう恐れもあります。
湿度が高いと、実際の気温よりも体感温度が高く感じられてしまい、夜の寝つきが悪い、リビングが暑くてくつろげないといったトラブルにつながりかねません。
生活の質を下げないためには、十分な湿気対策が重要です。
湿気対策を徹底するには、定期的な点検・メンテナンスも欠かせません。
家の点検やメンテナンスについて気になる方は、こちらの記事もご確認ください。
>家の建築から10年後はメンテナンスが重要|主な点検・メンテナンス内容や費用相場を解説
湿気の多い土地に家を建てる場合の対策
〈関連ページ〉自分らしいスタイルを叶えるデザイン住宅
湿気の多い土地に家を建てる場合も、十分な対策を取ることによって快適に暮らすことができます。
ここからは、具体的な湿気対策について紹介します。
基礎を通常より高くする
一般的な基礎の高さは40〜50cmほどが目安ですが、湿気の多い土地に家を建てる場合、60cm以上の高基礎とすることをおすすめします。
高基礎にすることによって、通気性が上がって湿気が溜まりづらくなり、カビの繁殖やシロアリの発生、木材が劣化するリスクまで抑制できます。
床下の換気が改善されること、住宅の耐久性向上にも効果的です。
床材に無垢材を採用する
湿気の多い土地に家を建てる場合、床材に無垢材を採用するのも1つの手段です。
天然木で作られた無垢材には調湿機能があり、湿度が高いときには湿気を吸収して、乾燥しているときには放出するため、室内を快適な湿度に保てます。
無垢材ならではの調湿機能により、ジメジメして不快な気分を軽減できたり、カビやダニの繁殖を防げるのは大きなメリットです。
しかし、天然木だからこそ、湿気や乾燥で歪み・反りが生じる恐れがあり、優れた施工技術が欠かせません。
高気密高断熱+エアコンで快適な空間を叶える
外部から湿気が侵入してくるのを防ぐために、高気密高断熱の家にすることも重要です。
高気密高断熱の家は、次のようなメリットがあります。
- 高い気密性により隙間風を防ぎ、計画的な換気が可能となる
- 高い断熱性により外気の影響を防ぎ、室内温度を一定に保ちやすくなる
これにより、冷暖房の効率が向上し、湿気の多い土地であっても快適な温度を維持できます。
高気密高断熱の家の中でもとくにおすすめなのが、「HEAT20(ヒート20)」の断熱条件を満たした住宅です。
HEAT20の断熱基準では、断熱性能がG1・G2・G3の3段階に分けられており、すべての段階においてZEH基準を上回っています。
指標 | G1 | G2 | G3 |
UA値(※) | 0.34〜0.56 W/㎡K | 0.28〜0.46 W/㎡K | 0.20〜0.26 W/㎡K |
暖房期(冬期)最低室温 | 10〜13℃以上 | 13〜15℃以上 | 15〜16℃以上 |
断熱等級対応 | 等級5相当 | 等級6相当 | 等級7相当 |
ZEH基準比較 | ZEH基準を上回る | ZEH+基準を上回る | 最高水準 |
※外皮を介して住宅の熱がどれほど出入りするかを示す数値で、値が小さいほど断熱性能が高い。
このことから、HEAT20の基準を満たしている家であれば、断熱性能・気密性能が非常に優れており、湿気の多い土地であっても快適であると期待できます。
K-HOMEでは、HEAT20のG2グレード相当の高気密高断熱住宅を提供しており、夏も冬も外気温や湿度に左右されにくい家を実現しました。
高気密高断熱のため冷暖房効率が良く、実際にお住まいのオーナー様からは、「光熱費が驚くほど安くなった」というお声を頂いています。
IK-HOMEのInstagramでは、オーナー様が提供してくださった電気代の情報も掲載しておりますので、光熱費をどれほど削減できるのか気になる方は、ぜひ参考になさってください。
こちらの記事では、高気密高断熱住宅におけるエアコンの活用方法について解説しています。
>高気密高断熱の住宅におけるエアコンの活用法|台数や設置場所、光熱費を下げる方法まで解説
パッシブデザインによる風通しで湿気を追い出す
パッシブデザインとは、太陽光や自然風といった自然の力を有効活用し、機械に頼らずとも快適な空間を保つ設計手法です。
パッシブデザインの家では、窓の配置を工夫し、風の温度差や圧力差を利用することによって、空気の通り道を作ります。
これにより、湿気が滞留することなく外部へと排出されるため、湿気の多い土地であっても室内を快適に保つことが可能です。
IK-HOMEが提供する家「ENE*0(エネゼロ)」は、パッシブデザインを取り入れており、爽やかな風は取り入れながら、室内にこもった熱や湿気は外部へ逃すため、季節を問わず過ごしやすいのが特徴です。
湿気の多い土地でも快適な家を建てたい方は、こちらから詳細をご確認ください。
パッシブデザインについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
>パッシブデザインとは?特徴やメリット・デメリットまでわかりやすく解説
鹿行エリアの場合は塩害に強い家にすることも重要
鹿行エリアは海からの塩分を含んだ潮風が吹くため、湿気だけでなく塩害リスクにも注意が必要です。
- 外壁材や屋根材には、ステンレスやガルバニウム、樹脂などを採用する
- 耐塩害仕様のエアコンや給湯器を選ぶ
- 給湯器や室外機などの設備は海と反対側に配置することで、潮風の直接的な影響を防ぐ
- 定期的な清掃・メンテナンスを欠かさない
上記のような対策をとり、塩害のリスクを軽減しましょう。
とくに影響を受けやすい外壁は、定期的に再塗装して保護する必要があります。
鹿行エリアで家を建てる場合、長期的なメンテナンスを依頼できるように、アフターサポートの充実した業者がおすすめです。
IK-HOMEは、家を建てて終わりではなく、アフターサポートまで充実しています。
長く安心して暮らせる家で、季節を問わず快適な暮らしを叶えたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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鹿嶋市・神栖市・行方市・潮来市・鉾田市の5市町村
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まとめ
湿気の多い土地に家を建てる場合、適切な対策が欠かせません。
とくに鹿嶋市のような水辺の多い地域では、ZEH水準以上の高断熱高気密でありながら、パッシブデザインによって湿気を逃す家にすることにより、湿度に左右されない快適な室内を保てます。
しかし、高気密高断熱の家を叶えるには、優れた技術や専門的知見が求められるため、施工実績の豊富な業者に依頼しましょう。